「たまこラブストーリー」を観た
たまこまーけっと、というTVアニメの関連映画らしい。
もう一回観たい。
アニメの視聴者向けの内輪ネタみたいなところはちんぷんかんぷんだけど、街の人に愛される、たまこ、の存在は、とても普遍的な愛らしさを感じさせてくれる。ざっと言えば、たまこともちぞう、との恋話であり、丹念に描かれる心象はこころを打つものがある。
ただそういうのがおこがましく感じるのは、登場人物が皆魅力的だからだな。アニメの圧縮版みたいな感じにはなっていなくて、それでいて、登場人物の雰囲気にすんなりなじめるのは、観ていて本当に心地よいし、世界に入っていける。
舞台が京都というのも、ところどころ見たことがある景色があって、現実との接点が自然と得られて良い。街の人とのやり取りだけで2時間でも僕には良さそうだ。もしかしてアニメ版はそんな感じなのかな。たまこが日常をどう生き、他の登場人物と接するのか、それを、同じ丹念さで描いているのだという想像がふつふつと沸いてくる!
一回観た視点で、もう一度みて、細部で楽しみたい。そして、もう一度観たくなるのだろう。